仙台市を始めとした宮城県中枢部への利水を図る為に、昭和36年に完成した特定多目的ダム。
国営みちのく杜の湖畔公園へ行く際に、ちらっと見た事が有る人も多いんじゃないでしょうか?
ダム湖周辺には、幾つか展望台や駐車スペースもありますが、今回は160号線沿いにある 釜房ダム管理事務所にやって来ました。
駐車場は広くは無いですが、一般の見学客でも無料で自由に利用できます。
釜房ダム管理事務所
事務所内には入れませんが、右側にあるトイレだけは一般の見学客でも利用できます。
この辺は公衆便所も無いし 何気に助かるかも?
「釜房ダムふれあい学習資料館」
駐車場敷地内にある資料館では、釜房ダムの取り組みや歴史を学ぶ事も出来て 屋上からは釜房湖を一望できます。
観光地とかに良くある 顔だすやつ
普通は人間だったり動物だったりするのに、まさかダムとは!!
さすが釜房ダム。
管理事務所裏側には、遠路があり展望台もあります。
展望台から見た釜房湖
近くを車で通った事は何度も有るのですが、こうやって見ると物凄く大きいですね。
釜房ダム建設の際に、多くの世帯が移転を余儀なくされ 湖の底に沈んでしまった村が存在した事を考えると 蛇口を捻れば簡単に出て来る水道水だからと言って無駄には出来ないですね。
歴史を知る事で、認識を改めなきゃならないと思う事は沢山あります。
展望台から左側には、ダムが見えます。
堰堤の上が車道になっていて 車で通行できるのは良いですね。
遠路から階段が延びていて ダム側に近づく事が出来ます。
階段脇のツツジの花が綺麗。
階段を降りながら ふと後ろを振り返ると殖栽で「かまふさダム」の文字。
この周辺の手入れは、しっかりされていています。
階段を降りて来ると ちょっとした広場になっています。
もちろん柵で仕切られていますが、あずまやが有るので風を浴びながら のんびり釜房湖を眺めるのも良いでしょう。
この写真は階段途中で撮影した物ですが、下まで降りて来るとダムの方はイマイチ見えにくく 管理事務所周辺では、ダムの前方を見学する事は、少し難しいかも知れません。
堰堤の上にも行けますが、歩道の無い狭い車道なので、徒歩で行くのには余りお勧めはしませんが、湖周りなら のんびりと歩いていく事は可能です。
特に遊歩道などが多く整備されている訳ではないので、散策自体を目的とするには微妙かも知れませんが、釜房ダムの歴史を知れた事には、意味が有ったと思います。
まさか釜房ダムを造る上で、故郷を失った人達が大勢居たという事を知らなかったので、何の考えも無く蛇口を捻っていた事を少し反省。
散策は、その土地の歴史や時代背景を知る事で、更に深くなると思っているので、歩いた距離自体は大した事は無かったですが、それ以上に大きな意味がありました。
郵便番号 | 〒989-1505 |
住所 | 宮城県柴田郡川崎町小野大平山10-6 |
入場料 | 無料 |
営業時間 | 24h |
電話番号 | 0224-84-2171 |
駐車場 | 無料駐車場有り |