天守閣自然公園

温泉やオートキャンプ場に食事処など、色々な施設を備えた秋保131号線沿いにに位置する天守閣自然公園。

今回は食事や温泉を楽しむ為に来たのでは無く　あくま散策目当てで、歩く為だけに来たので、回遊式庭園の形をとる小屋館跡庭園だけの紹介とします。

色々な目的で多くの利用客が訪れる為に、大型無料駐車場が用意されています。

広い上に係り員が誘導してくれるので、比較的　楽に駐車できるでしょう。

駐車場から車道を挟んで向かい側に、和風のお屋敷みたいな入口が有ります。

入口を進んでいくと　そば処「市太郎」があったので、立ち寄りたくなりましたが、時間的にまだまだ早かったので、ここは我慢我慢。

その先には受付があるので、入園料を支払い中へ。

シーズン毎に料金が変わってくるのシステムで、今は5月なので大人１人400円です。

庭を見るだけで、この値段は高いか安いかは･･人によって微妙な所かも知れません。

しかし、有料だけあって庭園のお手入れは、しっかりと行き届いており、受付を抜けるなり目の前に、和の世界が広がります。

少し歩いた所に、足湯があり　こちらは受付での料金に関係なく誰でも無料で利用できます。

さすが温泉街の秋保。

3月1日～11月30日のみの営業となります。

日差しは強かったのですが、沢山の木も繁っていて日陰になる所も多いので、気持ち良く散策できます。

木漏れ日が眩しい。

ベンチやあずまや等の休憩地点が多いのも嬉しいですね。

遠くからウグイスのホーホケキョが、聞こえてくるのがまた風流。

池や小川も多く　池には沢山の鯉が泳いでいます。

のんびりと庭園を見ながら歩いていたら「ししおどし」の音に、ビックリ！！

田畑を荒らす鳥獣の如く　見事に威嚇されてしまいました(笑)。

そんなトラップ？にもめげずに、先に進むと大きい蛙を発見！

全く物怖じしないと言うか、近づいていっても全く逃げようとしません。

植物だけでなく自然の生き物も沢山。

単なる庭にお金をはらうなんて…と少なからず最初は思ってましたが、なかなかどうして。

敷地も広いし　のんびりと辺りを見ながら歩いていても全く飽きないので、個人的には、あの値段設定は全く高いとは思いません。

緑と赤のコントラスト　流れる水　木々の隙間から覗く岩肌など……至る所に、見所もあり、撮る写真の一枚一枚も実に絵になります。

滝見台もあり　少し遠いですが、流れる滝も見えました。

地面に何か　コロコロ落ちてると思って　ふと上を見ると　梅の実も沢山なっていました。下に落ちてなければ完全に、気づきませんでしたね。

まるでCG加工したかの様な美しいスイレンに、思わずしゃがみ込んで見いってしまいます。

途中で、分岐点は幾つか有りますが、すぐにひとつの道に繋がり　最終的にはぐるりと一周して入口の所に戻って来る形になります。

もう一週はしたい位に良い庭園だったし　散歩コースとしても全く退屈もせず苦にもならずに歩く事を存分に楽しめました。

更に秋保ナイトミュージアムとして10月下旬～11月中旬は、園内の紅葉をライトアップで更に色鮮やかに照らしてくれます。

日中に見る庭園も素晴らしかったですが、ライトアップされた見事な紅葉も趣があって　まるで別世界に居るかのような感覚でした。

湖面に逆さまに映ったライトアップされま紅葉は、芸術的ですらあります。

ライトアップ期間の夜の時間帯は、入園料も少し割高になってしまいますが、只でさえ綺麗な庭が光の演出で彩られた事で、神秘的な世界になりました。

少しばかり入園料が高くはなってますが、これは納得。

この庭園を一つの季節にだけ訪れて見た気になるのは、物凄く勿体ないので、また違う季節に・・・出来れば春、夏、秋にもう一度この庭園を訪れたいです。