亘理郡亘理町の吉田東部地区は、海岸線から近い事も有り東日本大震災では、大津波により壊滅状態となっていましたが、震災の教訓を活かした三つの防災公園の一つ。
周辺は比較的、何も無く静かな場所に位置する公園です。

駐車場はそこまで広くはありませんが、休日でも混んでいる訳ではないので、楽に駐車出来ると思います。 駐車場奥には自販機とトイレも設置されてあります。

駐車場を出るとすぐに8mの避難丘が目に入ります。
海岸線から800mと海から近い立地条件なので、もし津波の恐れがある場合は速やかに避難丘に避難しましょう。


避難丘の頂上に登るとあずま屋があり、中央のベンチは開けれるようになっており、中には避難時に必要な道具が内蔵されています。
緊急時には自由に使用できます。
海沿いなので風も強く 頂上まで来ると風がビュンビュン吹いて来て春先だと言うのに、少し肌寒い位でした。


避難丘から周囲を見渡すと海も見えますが、それよりも気になるのは公園の周囲を囲むように設置されてある大量のソーラーパネル!
亘理太陽光発電所として東日本大震災の復興事業として計画され、約30万枚の太陽光パネルは総出力80MWで、約1万9千世帯分の電気を産み出していると言われています。
凄いですね!
放っておいても勝手にエネルギーを生み出してくれるので、海に近すぎて居住地に使えない土地としては、最も有効な利用方法だと思います。

避難丘の横には、なかなか大きな広場がありました、
休日にも関わらず利用していたのは、親子連れ一組だけでしたが、普段からこんな感じなんでしょうか?
広場を使いたい人からすれば利用しやすいんでしょうが、ちょっと寂しいですね。




更にその周りには公園を一週出来る整備された歩道があり、坂道もなく平坦な道なので、ウォーキングコースとしては適度な運動をしたい人には良いと思います。
すれ違う人もほぼ居なかったし、静かな場所で孤独にウォーキングをしたい人にはお勧めの場所ですね。

イオンの森なる物も発見しましたが、どこいらに森があるのか?
イオンが「森の循環プログラム」として植樹を行ったと言う事ですが、どれがそれなのか残念ながら分かりませんでした。
いや でも良い事ですね。

そして駐車場近くには、東日本大震災で亡くなった方々を忘れないようにと3体のお地蔵様が立っています。
右のお地蔵様が亘理の名産品いちごを持っているのが可愛いですが、無くなった人達の分までこの亘理を活性化させようという・・・住民の方々の想いがこもっている様に感じます。
亡くなった方々の冥福を祈りながら 手を合わせてから公園を後にしました。
郵便番号 | 〒989-2331 |
住所 | 宮城県亘理郡亘理町吉田須賀畑94 |
入場料 | 入場無料 |
営業時間 | 24h |
電話番号 | |
駐車場 | 無料駐車場有り |