地名と言う訳ではないと思いますが、何気なく亘理の阿武隈川周辺をGooglマップで眺めていたら目に入った田沢磨崖仏の文字。
亘理の田沢にある磨崖仏と言う事でしょうか
磨崖仏は、自然の岩や崖を掘って作った仏様の事ですが、阿武隈川の近辺にそんな物があったなんて聞いた事も無かったので、気になって早速 車を飛ばして行ってきました。
阿武隈川沿いの亘理村田線から脇道にそれて行き、河川敷まで出て西側の行き止まりにぶつかった所が、田沢磨崖仏がひっそりと佇んでいる場所です。
駐車場は特にありませんが、河川敷や路肩に車一台分くらいなら停めれるスペースも何箇所かあるので、邪魔にならない場所に安全に車を止めましょう。
この場所はかつて稲葉の渡しと言われた所で、橋の無い時代に阿武隈川を船で渡る時の重要な地点だったそうです。
磨崖仏は、この渡しの安全を願う為に作られた物で、古くからこの磨崖仏は名が知られていたそうですね。
石碑と看板の右側に、狭いですが下の降りて行く階段があります。
確かに崖を削って造られたお地蔵様が居ました。
お供え物もありますね。
良く見ると隣にももう2体?居ますが、足場もほぼ無いし手摺も無いので危険なので、ここからは余り見る事が出来ません。
しかし昔の人は良くこんな危ない場所で、せっせと崖を削ってお地蔵様を作った物だ・・・一体どれだけの時間がかかったんだろう?
どうにかして正面から見れないものかと、一旦階段を上がって河川敷を降りてから、磨崖仏の正面に周って見る事にしました。
高くは無いですが、川沿いは少し絶壁になっているので、落ちないように気を付けながら端っこの方を歩きながら、磨崖仏に出来るだけ近づいて・・・
これが限度です。
これ以上無理したら落っこちるので、ここで諦めます。
手摺が邪魔で結局 良く見えなかったけど磨崖仏は確認できました。
磨崖仏見学はここいらにして周囲を見渡すと左側は、ひたすら阿武隈川の河川敷です。
右側には散策で来そうな場所があるじゃないですか!!
こういう場所大好きなので、田沢磨崖仏周辺の散策開始します。
まずは右手に見える階段を登って見る事に。
柵に囲まれた道を抜けて草が生い茂る道を少し進んだまでは良かったですが、草が生えまくって道を完全に覆い隠していたので、ここは諦めて引き返す事にしました。
先ほどの分かれ道に戻って こちらを進みます。
徒歩なら問題無しですから。
こちらはアスファルトで整備された道ですが、倒木注意と書かれた標識があり、一応周りの林に注意しながら一本道を進みます。
途中で下に降りつ階段がありますが、これは恐らく先ほど引き返した道と繋がっている様ですね。
草ボウボウで足場が隠れているし、木が倒れてるし・・・余り通るべき道では無かった様なので引き返して正解でした。
少し薄暗い場所を抜けると、明るい開けた場所に出て、阿武隈川の河川敷に繋がっていました!
沢山のテトラポット
大雨が降ると阿武隈川も増水しますからね。
このまま進んでも ひたすら河川敷を歩くだけでゴールも無いので、田沢磨崖仏周辺の散策はこれで終了。
しかし亘理や岩沼に住んでる知り合いに聞いても、誰も知らなかった田沢磨崖仏。 場所も場所だけに、もしGooglマップを眺めてなかったら絶対に一生気付かなかったと思います。
知らないだけで意外と身近な所に、歴史を感じる遺物などもひっそりと有るのかも知れませんね。
郵便番号 | 〒989-2383 |
住所 | 宮城県亘理郡亘理町逢隈田沢字上川前 |
入場料 | 無料 |
営業時間 | 24h |
電話番号 | 0223-34-0513 |
駐車場 | なし |