不動尊公園

丸森町の駒場の不動尊を中心とした自然公園で、丸森を代表するキャンプ場。

内川渓谷が公園中央を通る大自然を活かした公園で、訪れる人の憩いの場である事は勿論、アウトドアの場としても広く利用されています。

内川を挟んで、東側が自然公園になっており、こちらの駐車場はそこまで広くはないですが、満車になる事は余りないので、楽に駐車できる筈。

駐車場のすぐ近くには、一休みできる場所と　男子用、女子用、障害者用とそれぞれが独立したトイレもあります。

公園入り口付近には、一際目を引く水車が回っているここは「まるもり自然ゆうゆう館　天水舎」　自然体験や研修ルームがある施設なのですが、残念ながら現在は閉館となっており、立ち入りも出来ない状態になっております。

園内は広々としていて　手入れもされているようで、小さな子供連れのファミリーが子供をお散歩させていたのが微笑ましかったです。

端に行くと古来より修験の場となっていた「内川渓谷」があります。

この眺め自体は素晴らしいのですが、柵の無い場所も有るので、端まで行き過ぎて落ちてしまわない様に、注意は必要。

子供が一人遊びしている時は、しっかりと目配りをしてあげましょう。

「山門」
この地の名主であった菊地大兵衛が、文政の頃、天下泰平庶民安楽を祈願し、私財を投じて建立したと云われています。

文政６年に圧制に苦しむ庶民の窮状を訴える為に、出里した事で、工事は一時中断し　完成工事が行なわれたのは何と昭和56年になってから。

「さえずりの道」

ここからは内川渓谷沿いの遊歩道です

こちらは、ちゃんと柵が設置されているので、川を眺めながらのんびり歩く事ができます。

程なくして川の対岸には、不動尊公園のもう一つのブロック「不動尊公園キャンプ場」が見えます。

けどここからは、キャンプ場に向かって道は無いので、眺めるだけ。

その少し手前は、地形を活かした散策路になっているので、坂道や階段がメインの山道である為に、体力に自信の無い人はここはパスして　引き返した方が良いでしょう。

長い階段を登りますが、急な所もあるのでなかなか疲れます・・・

階段を登る途中で、あずまやも有るので無理をせずに休憩する事も大事です。

公園自体が山の上にあり、公園内でも更に上に登って来ているので、あずまやから景色を眺める為に、例え体力的にはまだ大丈夫でも、ついつい休憩してしまいます。

そこから頂上を目指して進むと分岐点に差し掛かり「頂上」と「展望台」とあったので、とりあえずは右手の展望台へ。

展望台と言っても　かなり狭いです。

高さは有りますが、そこからの眺めは「ちょっと樹が邪魔かな・・・」と言う感じでした。

そして　こちらが頂上。

先ほどの分岐点から直ぐの所でした。

せっかくここまで来たのだから、あそこまで行ってみたかったのですが、蜘蛛の巣がメッチャ張ってあったので、ここは断念。　まぁ蜘蛛がやった事だから、しょうがないか。

あとは道なりに降りですが。この散策路はグルリとなっているので、このまま坂道を降って行くと「山門」付近に到着します。　結構な降り坂もあるので気を付けて。

お次は公園側からは行けないので、車を走らせて対岸に見えた「不動尊公園キャンプ場」側へ。

こちらの駐車場は、舗装はされていませんが広く　持参したキャンプ道具を運ぶ為のリヤカーも借りる事が出来ます。

車道を挟んだ正面に、キャンプ場入口。

キャンプ場に入ると直ぐに、直売センターがあり、そこで地元で獲れた物品販売やキャンプで必要な物を揃える事も出来ます。　そして空いているスペースにテントが張られていて、皆さんキャンプを楽しんでおられました。

良いなぁ　こういうの憧れる・・・

ちなみにキャンプ場にくるだけなら無料で入れますが　キャンプをするとなったら入村料がかかり、テントを持ちこんだり、レンタルするかでも料金が変わって来ます。

その奥には、コテージがあり　こちらは流石にテントよりも値段がはりますが、日帰りでも利用可能。

キャンプ上では、当然トイレも幾つか設置されてあります。

川沿いでは、子供たちが水遊び。

せっかく大自然の中に来たのだから必須ですよね！　流れも速くないし深さも無いので、比較的安全に遊べます。

キャンプ場を利用してる人の為の炊事場は、充分な広さ。

自然そのままのキャンプ場ですが、歩道はきちんと整備されていて、川の流れる音を聞きながら川沿いをゆったり歩けます。

子供達が遊べる遊具も少しですが、キャンプに来ている子供達も退屈せずに、元気良く遊べそうですね。

キャンプ上の真ん中を通る内川には、長い木造の橋。　グラグラしないから怖くないですよ(笑)

橋の上から眺める　景色もなかなかの物です。　個人的には山の上を登って見た展望台からの景色よりも　こちらの方が好きかも。

ちなみに橋の下には、限りなく水面に近い石橋があり、こちらから水面ギリギリを歩くのも良いものです。

キャンプ場の奥には、高さ12ｍの「清滝」があるので、是非見たかったのですが、残念ながら現在は工事中となっていて先には進めませんでした。

本来ならここから２㎞近く歩いていかなくてはなりません。

この不動尊公園は、二つのブロックに分かれていますが両方ともに、のんびりと休日を楽しむ事も出来るし、運動をするにも坂道や階段も多く　散策をするには、充分過ぎるルートになっています。

お手軽にキャンプを楽しめる場にもなっているので、キャンプ初心者でもソロキャンプでも誰でも　キャンプをお気軽に楽しめると思います。

何より夏には新緑、秋には紅葉と、公園の何処に行っても丸森のその季節ごとの大自然を　その身で感じれる事でしょう。