猊鼻渓

岩手県一関市にある日本百景のひとつ。

砂鉄川が石灰岩を侵食してできた大自然が作り出した約2kmに及ぶ渓谷は見ごたえ充分で、両岸に聳え立つ約100mの断崖絶壁は圧巻です。 国の名勝にも指定される深山幽谷として季節を問わずに多くに人が訪れる名所。

猊鼻橋の手前の交差点から侵入して行き レストハウスやお土産屋さんの前を通過すると「げいび観光センター」に到着。 近くに有料駐車場がありますが、少し歩く事なっても良いのなら土産屋さんにも無料で停める事は出来ます。 帰りにでもお土産の一つくらい買って駐車場を利用するのなら良いと思います。

舟下りをする為には、ここで乗船券を購入。

少しお高いかも知れませんが、大自然の中の舟下りは、貴重な経験となるので全然惜しく無いです。ハイ

季節によっては「こたつ舟」や「茶席舟」など、様々な趣のある舟も楽しめます。

船頭さんが棹1本で巧みに船を操りながら、所々にある名所を面白おかしく説明してくれるので、退屈する事無く 往復で約90分の舟下りを堪能する事が出来ます。

意外と静かな流れなので、船酔いの心配なんて無いし「げいび観光センター」で魚の餌を買っておけば、舟に並走して泳いでくる魚達に餌やりも出来るので、餌を買っておく事をお勧めします。

 

このブログでは「歩く」事をメインにしているのは、舟下りの部分は割愛しますが、家族みんなで乗ると決して安い金額では有りませんが、乗って良かったです。 本当に気持ち良く楽しく舟下りが出来ました。

舟で川を下る事約45分

船着場があるので岸に船をつけて、しばしの休憩タイムがあります。 この時間は、舟の上で待機していても良いし 岸に降りて川沿いを散策する事も出来るので、これは散策しなきゃ勿体ないので舟から降りて歩きだします。

川下りをしていた時も両岸にそびえる断崖絶壁は壮観でしたが、それは舟から降りて川沿いを散策していても同じ事。

川下り中には当然ながらトイレなんて無いので、只一つ困る点がトイレですが、この散策路にはきちんとトイレが設置されています。

間違っても川で用を足してはいけませんよ!

訪れたのは夏でしたが、藤棚もあるので4~5月に来れば自然の造り出した造形美をバックに美しい藤棚を眺める事も出来ます。

それにしても こんな絶壁をこの至近距離で見る事は余り無いので圧巻です。 この散策路も一本道なので迷う事はまず無いので、その点は安心です。

ただ あちこちをのんびり眺めていて舟の出発時間に遅刻しないようにしましょう(一番後ろに係りの方が歩いていますが) 

とりあえず時間内に、散策路を全部見れないなんて事になったら勿体ないので、写真撮影も程ほどに。

少しギシギシする橋を渡ると「攪勝丘」と呼ばれる開けた場所に出るので、ここが終点となります。

「大猊鼻岩」

一番奥に聳え立つ高さ約120mの大岩石。 ここは多くの人が記念撮影をする撮影スポットでもあります。

「運玉投げ」

3個100円で「運、寿、福、緑、願、恋、愛、絆、禄、財」と約10種類の様々なご利益のある運玉を選んで、購入する事が出来ます。

そして その運玉を川の向こう側の「大猊鼻岩」に投げて、右側に見える「願掛けの穴」に見事入ると 願いが成就する(かも?)と云われています。

簡単なようで意外と難しくて、試してみたけど一個も入らず、全て岸壁に当たって砕け散りました。

ちなに上手く入ったとしても「願いが成就する『かも』」としっかり強調されていたので悪しからず。

後は来た道を舟着場まで引き返すのですが、時間にして20分程の散策で、そこまで長距離でも無いですが、コース的にも険しくはないので疲れる事もほぼ無いし、その分写真を撮ったり歩きながら眺める景色など・・・充分に観光を楽しめるでしょう。

舟下りをしなければまず来る事の出来ない場所だけに、秘境の地と言う感じで良かったです。

 

帰りの舟下りでは、船頭さんが唄う「げいび追分」が響き渡る中で、再び舟下りを楽しみながら帰って行きます。

藤紫、深緑、紅葉、雪白

どの季節に来ても全く違った風景が広がるので、四季を問わず絶景を眺めながらの 舟下りと散策を楽しむ事ができると思います。

郵便番号〒029-0302
住所岩手県一関市東山町長坂町367
舟下り料金大人:1800円
子供:900円
幼児:200円
営業時間8:30~16:00
電話番号0191-47-2341
駐車場有料駐車場有り