福島県相馬市の沿岸部、鵜ノ尾岬にそびえる白亜の灯台 鵜ノ尾埼灯台。
この周辺は2011年の東日本大震災で、甚大な津波被害を受けた為に、長らく通行止めになっていましたが、現在は松川浦県立自然公園として綺麗に整備されており、大州海岸の直線道路はドライブコースとしても最適。
週末になると観光や買い物を楽しむ人で賑わいます。
大州海岸沿いのトンネル東側には、約20台程のスペースの駐車場。
但し白線などがある訳でもないので、停め方には注意しましょう。
そのすぐ脇には、丘に続く階段。
階段を登ったすぐの場所には、沢山のお地蔵さんが並んでいます。
あの大津波の影響をマトモに受けた場所なので、あの日の事を想いながら手を合わせて来ました。
今日を生きていれる事に感謝です。
お地蔵さんのある場所から反対側に見える階段を登ると分岐点が。
左に行くと「鵜ノ尾崎灯台」や「大展望台」
右に行くと「へりおす慰霊碑」
「鵜ノ尾崎灯台」側に歩いていくと見えてくるのは、正徳3年に相馬21代藩主「昌胤公」により建立されたという「奥の院 夕顔観音」
そこから更に階段を登っていくと…
灯台へと続く道に出ます。
しかし2022年3月の地震により遊歩道や周辺の崖が崩落している為に、現在は封鎖中でした。
せっかく灯台を見に来たのに残念!
しょうがないので、通行止めされている場所を背に、反対方向に進むと先程の分岐点にあった「へりおす慰霊碑」への道と結局繋がってました。
ここからは、広い道幅。
一番端まで行くとそこに佇むのは、1つの慰霊碑。
1986年6月16日に福島県相馬市の鵜ノ尾埼沖合いで、海洋調査船「へりおす」が沈没してしまい、認定死亡を含む9人が亡くなる海難事故がありました。
犠牲となった人達の冥福を祈る為に、時が経った今でもここに訪れる人は少なくありません。
お目当ての灯台は、間近で見る事は出来ませんでしたが、崖から眺める太平洋は、やはり広くて大きくて良いですね!
へりおす慰霊碑の近辺からは、遠巻きにではありますが、鵜ノ尾埼灯台を眺める事は出来ます。
鵜ノ尾岬の高台に立つ白亜の灯台は、珍しい四角形の中型灯台で、かつては多くの船を導く役目を果たしていました。
現在は近くまで行く事も出来ませんが、元々 灯台内部は公開されていないので、通行止めが解除になったとしても灯台内に入る事は出来ません。
でも せめて近くまで行ってみたかったんですけどね。
元々ここには、灯台を見に来ただけだったのに、実は今まで知らなかった海難事故の事を知る事も出来たので、勉強にはなりました。
とは言っても、やっぱり灯台は近くで見たかったですけどね。
現在歩ける範囲だけでも、多少の階段があったりで、軽めの良い運動にはなったので、それで良しとしましょう。
安全な道が整備されて、通行出来るようになるのを気長に待つとしますか。
郵便番号 | 〒976-0022 |
住所 | 福島県相馬市尾浜松川 |
入場料 | 無料 |
営業時間 | 24h |
電話番号 | 0244-35-3300 |
トイレ | なし |
駐車場 | 無料駐車場有り |