吾妻小富士

福島県の磐梯吾妻スカイラインを走っていると その中間地点にある浄土平

浄土平には複数の観光名所もありますが、その一つの吾妻小富士は、標高1707mの活火山で本来の山名は摺鉢山。 すり鉢状の大きな火口は、小型の富士山のように見える事から吾妻小富士と呼ばれています。

標高1600m地点にある浄土平ビジターセンター駐車場は、300台の収容を誇る大型駐車場で、普通車で500円の料金が必要ですが、誘導員も居るので案内に従いましょう。

広い駐車場には幾つかの施設があり「浄土平レストハウス」では、青いラーメンを初めとした名物料理を頂ける他に、浄土平散策の拠点ともなる「浄土平ビジターセンター」や日本で最も高い所にある「浄土平天文台」も併設されてあります。

ここから色々な所へ続く散策路がありますが、今回の目的は一番手頃な「吾妻小富士」

駐車場から車道を挟んで直ぐの場所なので、あっという間に到着します。

この吾妻小富士は標高1707m

とは言っても ここに来るまでスカイラインをかなり登ってきてるので、ここから1707mを登山する訳ではありません。

僅か10分程の階段を登るだけです。

整備された階段で険しい道でもなかったので、そこまで苦にもならなかったんですが先ほど車を停めた駐車場があんなに遠くに小さく。

山頂に到着

火山を登りきったら当然 火口をのぞいてみます。

5000~6000年前に噴火した際に形成された火口であると言われていますが、現在は噴煙などは上がっていません。

一応は活火山とはいえ長年 噴火はしていないので火口は埋まっていますが、ここは流石に降りるのは無理そう。 降りようものなら上がってこれないですね(汗)

火口の周りをグルリと回る事も出来ます。

基本的に左回り推奨だそうで、約40分程で一周できるそうです。

下を見下ろすと、ここにくる道中で通ってきた磐梯吾妻スカイラインも見渡せます。

「福島は外国だった」

「日本のアリゾナ」

とまで言われるのも納得の まるで洋画のワンシーンに出てきそうな道路。

それを遥か上から見下ろすのも良い景色。

所々 岩が転がっていて足場の悪い所を登っていく所もあるので、呉々も足元には注意。

傾斜の多い火口周囲で、ここが一番高い場所。

吾妻小富士の本当の山頂です。

一番高い場所 標高1707mから眺める下界の景色は絶景そのもの

良い天気で良かった!

火口周辺散策は、この時点で半分も来てないので、後はひたすら歩きます。

アップダウンもそれなりに有りますが、足元にだけ注意して景色を眺めながら ひたすら散策

時折火口をのぞき込みたくなりますが、吸い込まれそうな衝動に駆られながらもひたすら歩く。

本来なら一周40分程度の筈ですが、あちこちで写真を撮りまくったり景色を眺めたりしてたせいで、1時間程かかってしまいました。

火山なんて滅多に来る事は無いので貴重な経験でしたね。

散策としては、珍しさもあり楽しかったですが、傾斜も多い上に足場が悪い場所も多いので、山頂までの階段を登るよりも火口を周回する方が、断然キツかったような感じ

 

でも眺めも最高だし、帰りにレストハウスで食べたソフトクリームも美味しかったし「本格的な山登りはちょっと…」といい人には丁度良いかも知れません。

住所〒960-2151
郵便番号福島県福島市桜本
電話番号0242-64-2105
入場料無料
営業時間24h
トイレ有り
駐車場無料駐車場あり