雄島

松島に数ある小島の中でも自由に立ち入りできる島が、この雄島。

かつて修行僧・見仏上人がこの島に籠って修行に明け暮れていたという霊場の地です。

松島観光であちこち周って、そろそろ帰ろうかと思ってたんですが、駐車場の真ん前にある雄島が目に入った途端、吸い寄せられるように入ってしまいました。

島に渡るにはここから。

朱塗りの渡月橋。

とりあえず左回りに島を歩いてみると、まずは小さいトンネルが見えてきます。

このトンネルは、手彫りでコツコツと掘り進めたらしいから驚き。

ここを貫通させるのに、何年掛ったんでしょうね?

島内には木の根っこが、びっしり伸びているので歩きにくい場所も多々ありますが、冒険してるみたいで少し楽しいかも。

これも修行の一環かな。

修行僧が長年修行に励んでいた場所というだけあって、今でもその名残を感じられる。

観光目的で来るのも勿論良いんだけど、こういう場所に来ると少し気も引き締まる?

あの松尾芭蕉も45歳の時に、この地を訪れたと云います。

しかし あの人どこにでも現れてるね(当たり前だけど)

島の南端には重要文化財の頼賢の碑が収められている六角形の鞘堂。

ここは松島の海を一望できる展望台にもなっているんですが、以前に来た時は東屋のベンチで、ピチピチのTシャツを着たお姉さんが仰向けに寝ていたので、目のやり場に困るというか・・・海を眺めたいだけなのに近づいていくのにも気まずかった記憶があります(汗)。

今回はお兄さんが読書をしてるだけだったので、全然気楽で良かったですけど。

雄島の南端から眺める松島の海

遊覧船が通っていく事もあり乗客たちが手を振ってくれます。

 

島を一周するのに、大体20~30分くらいだと思いますが、松島に来た際には何となく雄島に寄っちゃうんですよね。 アップダウンもそこそもある島なので、運動不足の身体には丁度良い宇運動になるので、やはりこれも修行って事で。