潟沼

大崎市鳴子の温泉街から山に入って来た所に位置する潟沼は、世界でも有数の強酸性湖で、酸性に強い藻類をはじめとして　ユスリカの幼虫位しか生物が生息していない湖。

1200年前に火山の噴火で出来たカルデラ湖というだけでもロマンがあります。

道中は結構な急勾配な上に、細い道もあるので安全運転で。

湖の真正面には、無料駐車場。

舗装はされていませんが、ロープでちゃんと区分けはされています。

近辺まできたら真っ先に見えるのが、この駐車場の隣にある「レストハウス」。

少し年季が入っている建物ですが、ソフトクリームや食事を取って休憩する事が出来る他に、特にお勧めなのが温泉水で作ったと言うコーヒーです。　温泉街の鳴子ならではの一品なので、是非一度試してみて下さい。

このレストハウスでは、ボートとライフジャケットも貸し出してくれるので、潟沼の神秘的な湖面を更に、近くで鑑賞する事も出来ます。

レストハウスの正面には広場があり、そこに見える建物が少し遠いですが、トイレです。

山奥の沼なのにトイレがあるのは助かりますね。

実は数年前に、何月だったかまでは覚えてませんが、この潟沼に来た事があり　その時は散々な目にあってしまいました。

ユスリカの大量発生！

そこいらに、ウジャウジャとユスリカが飛びまわっていて　車にもビッシリとユスリカが大量に貼りついてきて気持ち悪いのなんのって・・・・まるでホラーな空間でした。

とてもじゃないけど、窓なんて開けれる状況でも無く　間違って車内に侵入でもされたらヤバイと思い　沼を見るのもそこそもに、足早に潟沼から撤退した記憶が有り、今回は2回目のチャレンジャなのですが・・・

今回は、ユスリカなんて殆ど居なくて　車から降りて外の空気を吸う事も出来ました！

やっぱり車からでは無く　実際に湖面ギリギリまで来て湖を眺めたいですよね。

気温や水質　太陽の光によって　湖面の色が様々な色に変わって見える特徴を持つ湖で、条件が揃えば物凄く神秘的なブルーやエメラルドグリーンに見える事も有るそうです。

でも少しだけ曇り空だったのが、やや残念。　もう少しだけ晴れてたら違った湖面をみれたのになぁ。

レストハウスの真裏には、ボートの発着場。

上記でも触れましたが、レストハウス内でボートやライフジャケット等のレンタルの手続きが出来ますので、ご利用の際はそちらから。

湖面周辺は、遊歩道になっていて　湖の周りを一周までは出来ませんが、20～30分程の散策コースにもなっています。

湖を見ながら歩くのは良いのですが、ユスリカが大量に居る時期では散歩するのなんかは不可能です。　この日は大群とまではいかずとも場所によってはユスリカが固まっている場所もあったので、良く見ながら歩かないとユスリカの群がる場所に突撃してしまう事になってしまいます。

温泉街特有の硫黄の匂いが何だか匂ってきましたが、良く見ると山肌から湯気がモクモクと出ている場所も有り、更に良く見ると僅かですが、山肌が黄色に変色していました。

あの黄色いのは、高温の火山ガスに含まれていた硫黄の成分が、急激に冷やされた事で結晶化したものですね。

所々ユスリカが多い場所もあるので、今回の潟沼散策はここで終わりにして引き返すとします。

五色沼の性質を持つ湖は、やはり太陽が出ている天気のいい日に訪れてみたいので、機会が有れば是非再々チャレンジをしてみたいと思います。

ユスリカの発生していない時期に限りますが・・・湖周辺の遊歩道をもう少し歩いてみたいですね。

11月下旬から4月下旬は積雪や凍結の恐れがある為に、冬季閉鎖となります。