遠見塚古墳

遠見塚古墳とは、若林区の国道4号線沿いにあり 東北地方でも5番目、宮城県内だと2番目の規模を誇る前方後円墳。

その大きさは、主軸長110m、後円部の径63m、前方部の幅37m、後円部の高さ6.5m、前方部の高さ2.5mにも及び 出土した埋葬品などから築造されたのが、四世紀末から五世紀初頭と推定されており、その規模からして埋葬されているのは、当時の仙台平野の広範囲を治めていた豪族だと考えられています。

 

過去には在留米軍の拡張工事や仙台バイパスの計画路線により、取り壊しも検討されたそうですが、昭和43年に国の史跡に指定された事で、現在では史跡公園として保存されています。

国道4号線に面している史跡公園のへの入口はこちらですが、残念ながら駐車場はありません。

お勧めはしませんが、この辺の邪魔にならない場所に駐車している人は多い様です。

入口から足を踏み入れると、見えるのは古墳とちょっとした遊歩道。

駐車場が無い事もあり、平日だと訪れる人は余り多くはなく 一応ベンチも何箇所かに、設置されてあるので、のんびりしたい人には良いかも。

バイパス沿いと言う事で、交通量は多いので静かな場所ではありませんが・・・

中央に見える遠見塚古墳

これは確かに大きい!

上に登る階段も有りますが、休日にバイパスを走っていたら階段なんか使わずに、この傾斜を駆け登ったり駆け降りたりしている子供たちをちょくちょく見かけます。

子供たちからすれば この巨大な丘が有るだけで、もう充分な遊び場なんでしょうね。

頂上は思いのほか広く、家くらい余裕で建てれる位の広さはあります。

数年前に同僚と一緒に、ここでサボってたのを思い出す(笑)

後円部は6.5mの高さだけあって遠くまで良く見渡せます。

ここから一気に、駆け降りたくなる子供達の気持も分からんでもないかな。

整備した当初は古墳の周囲を白砂利で囲っていたそうですが、現在では全て芝生になっていますね。

中々広いスペースなので、ボール等で自由に遊び回ったり 凧あげをしたりする子供の姿も。

公園自体にはほぼ何も無いのに、ちゃんとトイレはあります。

僅かな遊具があるのみですが「遠見塚二丁目東公園」とも繋がっているので、出入りは自由。

県内でも屈指の規模を誇る遠見塚古墳のある史跡公園ですが、公園と言っても正直何も有りません。

でもロマンだけは、いっぱい有ります(笑)

散歩するには物足りないかも知れませんが、小さい子供を連れて来て遊ばせたら古墳が何かも知らずに、大きい山があるってだけで、きっと喜んでくれると思いますよ。

 

この先 調査が進んで、この古墳に埋葬されていた人物が、誰なのかも解明されたら良いんですけどね。 分からないからこそロマンが有るのかな?

郵便番号〒984-0823
住所宮城県仙台市若林区23
入場料無料
営業時間24h
電話番号022-211-3683
トイレ有り
駐車場なし