黒川郡大衡村のバイパスを走行していると東側に目につく標高約40mの丘陵地。
その丘の上には、かつて天文13年に大衡治部大輔宗氏が築城したという大衡城があったのですが、天正18年に豊臣秀吉の奥羽仕置において所領を没収され滅亡し、大衡城も廃城となった事で知られています。
現在は城跡周辺は、大衡城跡公園として整備され本丸があった場所には天守閣を模した「大衡城青少年交流館」が建てられていますが、遠目からは丘の上に立つ”城”っぽい物は見えても、公園に入ると全貌が殆ど見えないのが、やや残念。
バイパスから少し中に入った住宅地の中に、丘の麓の駐車場はあります。
脇には、トイレもあります。
この大衡城跡公園は、丘のあちこちに桜の木が植えられており、そこまで有名では無いですが、隠れた花見スポットとして知られています。
駐車場から丘を見上げると、桜と太陽の眩しさが、タマりません。
駐車場の脇から公園に続く階段。
丘陵地を登っていくので、比較的 傾斜は緩やかとはいえ、階段と坂道の繰り返し。
でも適度な運動には、キツ過ぎず良い感じです。
道中にはベンチも。
丘陵地という自然の造形を利用した公園の割には、散策路の周囲も常に手入れが行き届いています。
丘を登ってきているだけあって、歩きながら見る のどかな景色も良いですね。
ある程度登った所に、実はもう一ヶ所駐車場があります。
ここから山頂は近いので、余り歩きたくない人の場合は、ここに駐車するのが良いでしょう。
こちらは17:00に閉まるので、そこだけは注意が必要。
駐車場の正面は、分かれ道になってます。
向かって右側に見えるのは、遠くに居ると見えた”お城っぽい”物で、大衡城の天守閣を模した「大衡城青少年交流館」
会議・企業の研修等に利用できる他、民俗資料展示室では、大衡村の歴史や昔の農具等を見学する事が出来ます。
入場無料で、9:00~16:30が開館時間となっています。
せっかく天守閣を模しているんだから、園内からも全貌を見る事が出来たら良かったのに、角度的に無理なのが残念。
先ほどの分かれ道を左に登っていくと頂上の展望台に到着。
頂上にも桜の木が咲き、見晴らしの良い景色が眺望出来るので、丘を登ってきた疲れをここで、のんびり癒しましょう。
展望台から眺める景色
遠くからは、お城っぽい物が見えると言うのに、いざ公園に来てみると”城”どころか”城跡”らしさも余り感じる事は出来ない残念さはありましたが、多くの桜が咲く丘陵地を登ってくるだけで、丁度良い運動にはなりました。
公園と言ってるくらいだから、少しでも遊具とかが有っても良さそうなのですが、周囲は田んぼや住宅地なので交通量も少なく静かな場所なので、散歩や桜をのんびりと楽しむのには、適した公園と言えるかも知れませんね。
郵便番号 | 〒981-3602 |
住所 | 宮城県黒川郡大衡村大衡塩浪3-51 |
入場料 | 無料 |
電話番号 | 022-345-5111 |
営業時間 | 24h |
トイレ | あり |
駐車場 | 無料駐車場あり |