石巻南浜津波復興祈念公園

この南浜地区は、東日本大震災による津波と火災により、石巻市でも特に被害が大きい地区でしたが、壊滅した住宅街跡地に、犠牲者の追悼や復興祈念を目的として造られた38万8000平方メートルもの面積を持つ大きな公園。

ここは「雲雀野駐車場」

公園の無料駐車場は、全部で3ヶ所あるので余裕を持って駐車できます。

「雲雀野広場」には複数の遊具があるので、お子様連れの方はこのエリアの滞在時間が長くなりそうですね。

園内には、休憩エリアの東屋やベンチも数多く設置されています。

広い園内には、トイレは何と5か所もあります。 立地的に沿岸部なので風が強い為どうしても身体も冷えるし、トイレも近くなってしまうのでこれは助かります。

園内の遊歩道は、アスファルトで綺麗に整備されており、道も平坦な道が殆どで物凄く歩き易いのは当然として、園内がとにかく広いのに、見通しも良く開放感が凄いんです。

直線だけではなく分岐点も多く どのコースに進むかも迷ってしまいます。

「東日本大震災 鎮魂と追悼のモニュメント」

「追悼の広場」

震災で亡くなられた方々を追悼する為の場所である 広々とした円形の広場。

広場の隅に突如現れた犬小屋

園内で犬でも飼っているのかな?と思いきや…

広場を元気に走り回っていたのは、犬じゃなくてこの芝苅りマシーンでした。

こいつの充電ドックの雨除けだったようです。 バッテリーが無くなれば自分で充電に行くお利口さんです。

この公園でも一際目を引くのが「一丁目の丘」という標高10mび高台。

かつて南浜地区の1丁目だった この丘に早速登ってみます。

頂上は思いの外広く 普通の避難丘とかの倍近くの広さは、余裕であります。

見晴らしも良く 海までクッキリ見えます。

風が気持ち良い!

「津波伝承館」

「津波の恐ろしさを後世に伝える事と被害軽減を図る」事を目的とした展示施設。

人の記憶は時間と供に薄れていく物なので、こういった伝承館の存在は本当に大事だと思います。 2011年にあんな大災害が起こった事を絶対に忘れてはいけません。

西側には「こころの森ガーデンカフェ」

美味しそうな石巻焼きそばやナポリタンを頂ける他に、ミラノ発の本格ジェラートもあり このカフェを目的に、公園を訪れるのも良さそうです。

本当は入店したかったけど今回は、早い時間に来たので開店まではまだ時間が有るので、次の機会に(営業時間10:00~15:00)

「市民活動拠点」には献花台があったので、お花は持っていないので、せめて募金だけでもと財布の中の小銭をジャラジャラ入れて来ました。

犠牲になった方々のご冥福をお祈りいたします・・・

「テイラー・アンダーソン記念碑」

この人の存在自体を知らなかったのですが、震災当時に日本で英語教師をしていた彼女は授業中に震災に見舞われながらも 教え子たちを無事に避難させてから、自らは津波に飲みこまれ若い命を散らしてしまったそうです。

もし自分が異国の地で、同じ立場だったとしたらテイラーさんと同じ様な行動が、その場面で出来るんだろうか・・・?

「南浜つなぐ館」

市民活動の一環として住民が主体となり、震災前の街並み模型や地域住民からの聞き取りから作られた「町の記憶」が展示されてあります。

東日本大震災では、石巻市だけでも3878人もの市民が犠牲になっています。

その人々の名前を地区・地域ごとに五十音順に刻印してあるのが「石巻市慰霊碑」。 

園内のあちこちに慰霊碑や震災モニュメントがあるので、機会が有ればこの公園を訪れて あの日の事を思い出しながら 歩いてみるのも良いかも知れません

とにかく広く開放感がたっぷりの公園です

見通しが非常に良く 水と緑が多いので、お散歩だけでも気持ち良く歩けると思います。

 

そして この公園に来たら あちこちに有る慰霊碑やモニュメントが目に入ると思うので、その時は少しでも良いので、あの日の事や亡くなった方々の事を思い出して下さい。

震災の記憶は風化させてはいけません。

郵便番号〒986-0835
住所宮城県石巻市南浜町2丁目1−56
電話番号0225-98-7401
入場料無料
開園時間9:00~18:00(4月~9月)
9:00~17:00(10月~3月)
休園日無休
トイレあり
駐車場無料駐車場有り