亘理郡の夏の風物詩として 定着した山元町の「やまもとひまわり祭り」。
国道6号線から少し沿岸部に向かって走った場所は、東日本大震災で被害を被った場所ですが、地元民の頑張りもあり 今では、山元町を代表する観光地として整備され 5.5ヘクタールの土地に約200万本のひまわりが植えられ 7月下旬から8月中旬にかけて 「やまもとひまわり祭り」が開催されています。

38号線を走っていると程なくして辺りが一面が黄色になり、見事なひまわり畑が車からでも拝む事ができます。
駐車場に入るには、脇に入り一方通行のジャリ道を進んで行くのですが、係り員の誘導に従い 車を停める事になります。
そして この「やまもとひまわり祭り」の嬉しい所は、入場・駐車ともに無料で利用できる所でしょうね。

駐車場からすぐちかくに、物凄い数のひまわり
普通のひまわりよりも背が低くて可愛いな・・・と言う事で、調べてみると この畑に植えられたひまわりは「サンマリノ」という品種であり、普通のヒマワリよりも開花が早く 150~160cm程度の背丈が低いのが特徴だそうです。
ひまわりというと背の高いイメージが有りますが、これはこれで可愛くて良いですね。


畑の外側には大きい足場
そして畑の中には、小さい足場
それが数か所に渡って組まれてあるので、ここは展望台として自由に利用できます。

他のお客さんも居るので長時間の滞在は厳禁ですが、ここから眺めるひまわり畑は素晴らしいの一言。
道路を走っている時に見えたひまわり畑よりも この高見台から観るひまわり畑は更に大きく感じます。
地面から見るのも良いですが、高い所から黄色に染まった一帯を眺めると約200万本のひまわりだと言う事を改めて実感できますね。


とにかく土地が広いので、広い道幅も有れば 狭い道幅も有り、曲がり道や交差点も多く 全てを周るのはなかなか大変かも。
道かと思って進んだら行き止まりも結構あるので、来た道を戻るのもしょっちゅうでした。
道だと思っていた所が、実はひまわりの植えられた感覚が少し広かっただけ・・・というね。

そして このひまわり畑の大きな特徴は、ハサミさえ持参すれば、何とひまわりの摘み取りと持ち帰りが、自由と言う所。
無料で入れて 無料でお持ち帰りまで出来てしまうとは、太っ腹にも程がありますよね。
基本的に持ち帰れる数の制限はありませんが、他の利用者の事も考えて節度を守って摘み取りましょう。
ひまわり好きには何とも嬉しいサービスなので、手の届き易い場所は、この通り茎だけが残されています。 中には奥の方にお目当てのひまわりを見つけて 他のひまわりを掻き分けて 奥に咲いているひまわりを摘み取っている猛者も居ました。

震災で荒れたこの土地は、作物を育む地力が低下していた事から、地力増進の為に緑肥として最も適した ひまわり(サンマリノ)を作付けしたのが始まりだそうです。
それにしても この広い敷地の200万本ひまわりを育てるのも大変だろに、このひまわり畑に来るのに、1円もお金が要らないと言うのは、非常に有難いんですが、逆に申し訳ない気持ちにもなってしまいます。

散策路としては、まるで ひまわりの迷路を歩いている様で、景色はほぼ同じなのにも関わらず 全く飽きることなく、楽しみながら歩く事が出来ました。
祭り期間中くらいは、どうせなら露店の一つも出ていて欲しかったような気もしますけどね。
トイレに関しては、仮設トイレどころか手を洗う場所も無いのでここに来るまでの間に、必ずトイレは済ませておきましょう。
出来れば手を拭ける物も持参した方が良いかも知れませんね。
郵便番号 | 〒989-2202 |
住所 | 宮城県亘理郡山元町高瀬新浜二28 |
入場料 | 無料 |
営業時間 | 24h 7月下旬~8月中旬 |
電話番号 | 0223-36-9837 |
トイレ | なし |
駐車場 | 無料駐車場有り |