細倉マインパーク

昭和62年に閉山した細倉鉱山を 当時の作業風景をリアルに再現して、道具なども当時の物をそのまま展示する事で、栗原市の歴史の一部を感じる事が出来る観光施設。

このブログでは基本的には、野外のコースや散策路を中心に紹介していましたが、一応屋内とは言え「散策」大好き人間としては、ここも条件を満たしている様な気もするので、とり上げてみました。

散策大好きですから!

 

鉱山なので当然 山の中を進んで来る事にはなるのですが、特に難易度の高い山道でも無いので、そこいらは運転に自信のない人でも安心してドライブがてら訪れる事が出来ると思います。

駐車場はなかなかの広さで、お客さんが最も多く来ると思われる夏場でも そこまで混んでる様子は無かったので、車を停めるのに苦労する事は、なさそうです。

駐車場正面に、資料館やお土産屋さんが並んでおり、右側に少しだけ見える緑のテントの窓口で、入場チケットを購入します。

大人が500円という安価な値段設定なので、ありがたいですね。

そこから右側に、緑のテントを貼ってある歩道を進んでいくと 鉱山の入り口に到着します。向かって右側が入り口。

入って間もなく 細倉マインパークのマスコットキャラの「マイン坊や」がお出迎え。

近づくといきなり喋りだすので、少しビックリするかも。

それにしても見事な前髪パッツン

鉱山内に入った瞬間に、空気がヒンヤリ

季節を問わず10℃位になると言うので、清涼スポットとしては最適なんですが、例え夏場に来たとしてもTシャツ一枚では、歩いてる内に肌寒くなって来るので、上に羽織る物は有った方が良いでしょう。

当時の坑道がそのまま通路になっていると言っても 足元は綺麗に舗装されているので、歩き易さは全く問題ありません。

昔の人はここから作業場に向かっていたんだな・・・と思いを馳せながら進んで行きましょう。

光の関係で、写真だと案内板が少し見難いですが、所々に案内板が設置されてあり ボタンを押すと説明のアナウンスが流れてきます。

ここを通った時は、一瞬マインパークの事務所がこんな所に有るのか!?と思ってしまいましたが、良く見たら全部 人形でした・・・

当時の坑内事務所をそのまま再現した物で、入口付近にチェーンが張ってあるので、奥の方まで入る事はできません。

ちなみにこの人形達は、なかなかのリアルっぷりで、更に動くので少し怖いかも知れません。 子供を連れて行った時は、もうビビっていて完全に腰が引けていましたから。 

採掘した鉱石を運搬する為のトロッコや、ここで採掘された鉱石なども説明文と供に、展示されています。

こちらでは、何と発破シーンを自分の手で再現出来てしまいます。

手前のレバーを引くと ダイナマイトで奥を爆破出来ると言う物。

子供は面白がって何度もやってましたが、念の為に言っておくと当たり前ですが、本物のダイナマイトではありませんので、あしからず(音と光の演出です)

ひたすら坑道を進む訳ですが、流石にこの辺に来る頃には、もう寒くなっているので、やはり上着は必要です。

天井からピチャンと水滴も落ちて来るので、首筋にクリーンヒットしちゃったりしたら「ヒャァッ!」と奇声を上げてしまうかも。

坑内の一部では「カンテラまつり」として 敢えて照明を付けずに、数々のカンテラの灯りで坑道を照らすエリアもあり、なかなか幻想的な空間でした。

地面は舗装されてあるとは言っても、そこはやはり元・鉱山

どうしてもアップダウンはあるので、所々に急階段や螺旋階段が設置されてあります。

車イスの方には、階段を避けて歩ける順路も用意されて有るので、そちらを利用しましょう。

この広い空間は、当時の作業員の休憩スペース。 これだけ広い空間ならベンチやらテーブルやら置いて現在も休憩スペースにすれば良いのに。

そこから進むと「山神社」なる物があります。

当時の作業での安全祈願をする為に、作られたのでしょうか

神社の隣には「砂金獲り」を体験出来るコーナー。

ここでは大人500円、小学生400円で砂金採りが体験できます。

この足湯みたいな所には、水と砂が入っているので、その中に受付で渡された皿で砂ごと掬ってから、砂と水だけをふるい落とすと 砂金だけが皿に残るので、その要領で、砂金を採取するのですが、これがなかなか難しい!

採れた砂金はこんな感じです。

更に受付に採れた砂金を持っていくと、専用の台紙にのせてラミネートしてくれるので、記念カードとして思い出の品になりそうです。

気の遠くなるような時間をかけて 自然が作り出した鍾乳石もあります。

もちろん非常に貴重な物なので、お触りは厳禁

ここで細倉マインパークの坑道は終了です。 パンフによると777mの坑道という事らしいですが、もっと長いように感じましたね。

歴史的に見ても貴重な坑道を歩くのは、そうそうある事でもないので、クソ暑い真夏に涼みがてらの散策としても 楽しい散策でした。

 

しかし坑道から外に出た時は、いきなりムワッと暑くなって その気温差に少し驚く事でしょう。

ちなみに駐車場付近にはステージがあり、その脇にはソフトクリームや ドリンクなど・・・軽食をここで頂く事も出来ます。

更には子供が遊べる遊具広場に、カート乗り場。

鉱山だけではなく 普通に子供が遊べる場所も有るのは、子供連れの親御さんとしても嬉しいですね。

そして地形を利用した「スライダーパーク」

1回300円で、リフトに乗って上まで登って行くと、そこからスライダーで滑って降りて来る事が出来るので、これは子供のみならず大人でも楽しいでしょう。

 

この細倉マインパークは、栗原市の歴史を感じる事の出来るテーマパークですが、現在はそこまでお客さんが多い訳ではないのが、不思議な位。

坑道の距離は777mとそこまで長くも無いので、階段は多いんですが、実際にはそこまで疲れる事も無く のんびりと涼しい中を見学をしながら歩く事が出来ます。

郵便番号〒989-5402
住所宮城県栗原市鶯沢南郷柳沢2-3
入場料大人500円
中学生400円
小学生300円
営業時間9:30~16:30
火曜日が定休日
電話番号0228-55-3215
駐車場無料駐車場有り