釣師防災緑地公園

福島県相馬市の沿岸部に位置するこの公園は、2011年の東日本大震災で大津波に襲われ壊滅状態にあったエリアですが、「減災」・「交流促進」・「震災アーカイブ」機能をテーマとして、子供から大人まで全ての人が楽しめる防災緑地公園となっています。

この公園の呼び名は「釣師=つりし」かと思っていましたが「つるし」と読むんですね。

駐車場は五ヶ所もあり、合計500台以上とかなりの収容台数があるので、スペースが無いという事はそうそう無いと思います。

「パークセンター」要するに公園管理棟ですが、中には震災・復興年表や震災前のジオラマの展示、館内で遊べるキッズコーナー、園内にはキャンプ場も併設されてあるので、キャンプ商品のレンタルも行なわれています。

なかなか広い公園ですが、遊歩道もウォーキングコースとして、しっかり整備されており、全体的に見通しも良く歩きやすいコースになっています。

芝生もかなりフカフカで、わざと遊歩道を外れて芝生の上を歩いてみたり。

「想いの丘」いわゆる沿岸部の公園に良くみられる避難丘で、高さは10m。

登ってみると思いの外 頂上は広く、他の公園の避難丘と比べても3倍位の広さはあります。

海に向かって並ぶのは、震災モニュメント、慰霊碑、鎮魂の鐘

今日は12年目の3.11なので、勿論あの日の事を忘れない為や、亡くなった方々の為に鐘を鳴らして手を合わさせて頂きました。 当たり前の様に”今を生きている”事に、もっと感謝しなくては。

想いの丘からみる海は、とても穏やかでした。

ここから見ても分かる様に、園内からは堤防を登る階段も有るので「釣師浜海水浴場」に出て行く事も出来ます。 公園に飽きたら浜に、足を向けるのも良いかも。

園内には子供が遊べる様な遊具も複数あり、その周りは柔らかい砂場になっているので、万が一遊具から転げ落ちたとしても大きな怪我に繋がる事も少ないでしょう。

「にこにこカレイ」あいにく冬期はお休みしてますが、普段は噴水になっていて 自由に水遊びが出来る人気エリアです。

こちらの小さい丘は、向こう側に通じる土管「ひみつのぬけ穴」があったり、反対側には傾斜を利用した「マウンテンスライダー」があったりと、子供達を飽きさせない工夫もありますね。

公園に居る子供達は、次から次とあちっこっち走り周って本当に楽しそうでした。保護者の方は大変でしょうけどね。

トイレは、公園中央に位置していますが、パークセンター内にもトイレはあります。

「空中歩道」

その名前を聞いて勝手に期待を膨らませてしまいましたが、何て事はない 単にスロープが堤防の上まで繋がっている割と普通の遊歩道ですね。

とりあえず歩きましたけど。

その先には「海の丘」という広場が有り、海水浴場まで降りて行く事が出来ます。

潮風が気持ちいい!

堤防の上を潮風を浴びまくりながら、ひたすら歩くのも良いですね。

その空中歩道の下はトンネルになっていて、公園の反対側のブロックに行く事が出来ます。

この先には何もないとしても 勿論トンネルが有れば潜ります。

何故ならば「そこにトンネルがあるから」

反対側には自由な遊びが出来る「みんなの広場」

管理棟で申し込みをすれば有料で利用できる「オートキャンプ場」(冬季は休業中)

国内最大級の大きさを誇る「パンプトラック」は、管理棟で用具をレンタルする事が出来ます。

海沿いにある公園だけあって 波の音や潮風が心地よく気持ち良くウォーキングが出来ました。

勿論ウォーキングだけではなく、家族で訪れてお子様を遊ばせたり、キャンプやバーベキューをしたりと、海水浴や釣りまで・・・とにかく様々な遊び方が出来るので、一度来たら思わず長居してしまいそうです。

郵便番号〒979-2702
住所福島県相馬郡新地町谷地小屋北畑11−1
入場料無料
開園時間4月~11月 9:30~17:30
12月~3月 9:30~17:00
休園日火曜日
電話番号0244-62-2730
トイレ有り
駐車場無料駐車場有り