花見山公園

福島県福島市の阿武隈川近くの丘陵地に位置する花見山公園は、花卉園芸農家の私有地ですが、桜の木を初めとする沢山の草木を植樹して70年以上もの月日をかけて花見山公園として整備。

かつて この地を訪れた写真家・秋山庄太郎氏が「福島に桃源郷あり」と称賛した程の絶景の景色を見る為に、県内のみならず全国から多くの人々が訪れます。

福島県を代表する観光名所。

桜のシーズンでなければ、花見山付近の駐車場まで行く事が出来ますが、シーズン中ともなると、沢山の人が訪れるので駐車場は利用不可。

そこで臨時駐車場として使われているのが、上の写真である「福島市あぶくまクリーンセンター」とその周辺にある「あぶくま親水公園」

どちらも無料で駐車出来ます。

いずれかの臨時駐車場から少し歩くと、花見山行きのシャトルバス乗り場が有るので、500円で乗車出来ます。

バス代をケチって臨時駐車場から徒歩で、花見山まで行っても良いのですが、花見山までは4㎞で約1時間かかってしまうので、花見山で体力を使う事を考えると、ここはケチケチせずに、素直にバスに乗った方が良いかも。

バスなら数分であっという間に公園駐車場に到着後。 桜のシーズンじゃない時なら、本来はここに駐車できます。

駐車場裏の広場には、観光案内所が設けられてあり色々なパンフレットが用意されてあります。 ここから花見山まで更に歩いていくので、トイレはここで済ませて行きましょう。

駐車場から出て、川沿いの道をひたすらトコトコ。

15分弱 歩かなければなりませんが、きっとこの先の道中で退屈する事はありません。

道中に何ヵ所かある広いスペースには、物産展などがあったり露店も出店されてあるので、ついつい足を止めてしまいます。

進みながらも左手を見ると、物凄い景色が目に飛び込んできます。

菜の花と桜が咲き乱れるこのエリアは、絶好の撮影スポット。

中に通路もあるので、菜の花に囲まれた写真も撮れちゃいます。

菜の花の黄色、桜のピンク、空の水色の色合いが素晴らしいですね。

やっと花見山公園の入り口に到着。

「公園」と言っても山なので、ここからは軽い登山になります。

花見山を登るとトイレは、もう無いので入り口手前にある仮説トイレで用を足していきましょう。

花見山入口付近は、和風庭園を思わせる造り。

登山道は30分コース、46分コース、60分コースとあちこちで分岐しているので、無理をせず自分の体力に合ったコースを選びましよう。

僕は若いフリをして60分コースを行きました!

登山なのでもちろん坂道はありますが、そこまで急勾配な訳では無いので、一番キツいコースでも比較的歩きやすいと思います。

杖をついた老夫婦が、スタスタ登っていくのには驚きましたけど。

「福島に桃源郷あり」とは良く言った物で、右も左も上も色とりどりの花で埋め尽くされています。

合間から遠くを眺めても この美しさ。 花見山だけではなく周囲一帯が桃源郷のよう。

そしてようやく山頂に到着。

60分コースに挑戦した人のみが辿り着ける場所です。

あずまやも有るので、是非一休みしてください。

山頂からの景色も格別

青空の下に、吾妻連峰の姿も望めます。

何気なく右手に目をやると、菜の花で描かれたハートが見えますね。

こういう遊び心?は、ほっこりします。

そして景色を堪能したら下山。

登ってきたルートとは違う 下山ルートを降っていきます。 こちらのルートも勿論あちこちに、桜の花が咲き乱れています。

道中にある「不倒堂」というお堂の中からは、達磨大師がこちらを覗いていました。

むむむ・・・なかなかの迫力

花見山を山頂まで登山してきた割には、不思議とそこまでの疲れはありませんでした。

きっと沢山の綺麗な花を見ながら歩いてきたので、疲れもあっという間に吹き飛んだんでしょうね。

これだけの規模で、桃源郷と言われる花見山なのに、これを無料入場させてくれるなんて凄すぎます。

駐車場から含めると結構な距離を歩いた筈なのですが、余りにも綺麗な景色を見た為か・・・不思議と疲れはさほど無く、なんなら後一回位は登れそうな勢いでした。

それ位に素晴らしい景色が広がっていたので、本当に目の保養と良い運動になりました。

 

まだ一度も花見山に言った事の無い人は、県内にお住まいの人は勿論 県外の人も福島に来る機会があったら是非とも一度は足を運んで貰いたいですね。

郵便番号〒960-8141
住所福島県福島市渡利原17
営業時間7:00~18:00
電話番号024-526-0871
入場料無料
トイレ有り
駐車場無料駐車場有り