与兵衛沼公園

仙台市宮城野区の住宅地の中に位置する与兵衛沼公園ですが「与兵衛沼」という　灌漑用水用の沼を中心に、その周囲を整備してある公園です。

最初は随分と人名みたいな沼だなと思っていたら本当に人名だったんですね。

仙台藩士　鈴木与兵衛が、1671年に私財を投じて造成したというのだから驚きで、その名前から与兵衛沼と命名されたそうです。

園内には駐車場は２ヶ所あり、こちらの北駐車場は、車椅子専用スペースも含めて30台が収容可能。

もう一方の東駐車場は、9台と少し狭いので、やはりこちらの北駐車場がオススメです。

両方の駐車場には、清潔に保たれているトイレが併設されています。

そしてその向かい側の広場には、子供が楽しく遊べる複合遊具。

入口付近から階段を降った所には、舗装されている広場や芝生広場が広がっており、ゆったりと過ごす事が出来そうです。

そして　そこからは舗装された道幅の広い遊歩道が伸びているので、気楽にウォーキングを楽しむならこの辺でしょう。

遊歩道を進み　広場を抜けた先の林道には、与兵衛沼を囲むように遊歩道が整備されていますが、ここからは道幅も少し狭くなります。

木が生い茂り沼が見えない場所もありましたが、進んでいくと沼に架かる橋があるので、対岸にも渡れますが、橋を渡らずそのまま進んでも、沼の周りを歩いていけば最終的に合流できます。

橋の上からみた与兵衛沼。

綺麗な水とは言えませんが、冬になると白鳥などの渡り鳥もやってきて、水面で羽根を休める可愛い姿を眺めれます。

沼に転落防止のために、柵は設置されていますが、場所によっては木の根っこがボコボコしていて足場の悪い所も多々あります。

少しの階段や傾斜もあるので、軽めの運動には丁度良いと思いますが、ただ雨上がりの日だと地面がかなりぬかるんでいる場所も有るので、訪れる日を間違えない様にしましょう。

僕が行った時は、ぬかるんでいる地面に思いっきり足を突っ込んでしまって　おニューのシューズがドロドロになってしまいました(泣）

東側の車道に面した部分には、ちょっとした広場とトイレが有り、冒頭でも挙げた東側駐車場もありますが、やはり規模からしても北側がメインといった所でしょうか。

東側と北側の遊歩道は、完全に繋がっているので、このまま沼の周りを進んで行けば　最初に通って来た道に合流する事になります。

遊歩道には何箇所か、あずまやも設置されているので、休憩しながら　のんびりと沼を眺めたり渡り鳥を眺めたりしちゃいましょう。

デッキがあって沼付近まで降りれる場所が2か所あるので、そこでは釣りを楽しむ人の姿も見かけました。

公園の北側には、水が流れ草木が生い茂った「ホタルの里」があります。

夏の夜に公園を訪れた事はありませんが、きっと沢山のホタルが夏の夜を彩って癒しを与えてくれる筈です。

遊具で遊んだり、ウォーキングや釣りに野鳥観察など、色々な楽しみ方も出来るし、住宅地の中にありながら、これだけの林を要する自然豊かな公園は、非常に貴重な場所なので、近隣住民の憩いの場にもなっているのも頷けますね。

ウォーキングコースとしては、距離や傾斜も程ほどなので、適度な運動には丁度良い感じだったと思います。

この与兵衛沼公園という名前もインパクト抜群なので、一度インプットしちゃえば　なかなか忘れられない公園なんじゃないでしょうか。

まぁ･･･実は”アレが出る”という噂もチラホラ有る公園ですが、お昼に楽しむ分には全然大丈夫です。